多能工

多能工とは

この記事を読んでいる方は多能工について興味があり、より深く知りたいと思っているのではないでしょうか。

他のサイトでは多能工については、あくまで一話題としか捉えませんよね。
ですが当ブログは多能工について徹底深掘りしている超特化サイトです。

現在進行形で多能工を目指す私が多能工について情報を余すことなくお伝えします。

☞執筆者のプロフィール

この記事でわかること

・多能工の歴史
・多濃厚と現代社会の関わり
・多能工のメリットとデメリット
・多能工をおすすめする理由

多能工の歴史

1980年代にトヨタ自動車が掲げた「トヨタ生産方式」の大原則<ジャスト・イン・タイム(JIT)

⇨必要な時に必要なだけ>を実現するため生まれたのが多能工です。

当時の日本はアメリカ発祥のベルトコンベアによる大量生産「フォード式」が主流でしたが、時代が移り変わり、以下のような問題が浮き彫りになりました。

■大量生産は労働賃金の低いアジア諸国へ場所を移し、日本の生産現場が空洞化

■製品が複雑化したことにより多品目を扱うようになったが、生産ラインの改造やアタッチメントの交換に時間やコストがかかるようになった

■「フォード式」で利益を出すには一定数のロットを生産し売り切らないと利益が出ないが、不要在庫を抱えてしまうリスクがあり多品目生産には不向きである

これらの問題を解決するため、「トヨタ生産方式」では無駄なコストを徹底排除することをめざしました。

まず、これまでの完全マシン生産を止め人が生産する方式に立ち返りました。これにより生産数を調整することが可能になりました。

さらに生産効率を上げるために1人の作業員が複数の工程をまかなうことができるよう育成し、個人のスキルをあげることで生産スピードの向上、少人数化で人件費のコストダウンを果たしました。

このような背景で多能工が生まれ「トヨタ生産方式」に学んだ他の企業も多能工の育成に励みました。

多能工化する社会

1980年代から生まれた多能工の考え方はゆっくりと静かに浸透していき、そしてテクノロジーの進化やIT産業の隆盛の影にかくれて「多能工」はいつしか忘れさられました。

ですが近年、多能工の価値は見直されています。

小子高齢化による働き手の減少により、どの産業も人手不足が深刻化しています。どの会社でもプロジェクトを完遂するためには個々の工程を担当する多くの人材が必要です。

働き手が少なくなっていく現状に対し、このシステムを守っていくことは困難です。
そんな中、一個人が複数のスキルをもっていたら、どうでしょう?

多くの人材を必要とせず、かつ効率化もできる。

まさに多能工こそ今の社会に必要とされる人材なのです。

私はこれからの社会は多能工が当たり前、多能工化していきます。

多能工のメリット・デメリット

ここで多能工になるうえで押さえておきたいメリットとデメリットについて解説します。

【メリット】
①組織がレベルアップする
②スキルの掛け合わせでオンリーワンの存在に
③市場価値が高まることで給与アップがねらえる

【デメリット】
①スキルを習得するまでに時間がかかる
②関係の無いスキルの掛け合わせは役に立たない
③時間管理ができないと大変

メリット

①組織がレベルアップする

組織に多能工がはいることで作業効率があがります。

通常は工程間で作業の引き継ぎがあります。ここがタイムロスや情報伝達の齟齬(コミュニケーションエラー)がうまれる原因になります。

ですが多能工が2つの工程を兼務するとしたらどうでしょう。
スムーズに次の行程へ移行でき、効率化が図れます。

②スキルの掛け合わせでオンリーワンの存在に

自分が持つ1つのスキル(仮にAスキル)は他にもたくさんの人が持っています。

ではAスキルとBスキルを持つ人はどうでしょう?
2つのスキルを持つ人数は減るはずです。

このようにA×B×C×・・・複数のスキルを掛け合わせることで競合相手が減り、オンリーワンの存在になることで市場価値を高めることができます。希少性の獲得です。

③市場価値が高まることで給与アップがねらえる

スキル掛け合わせで競合相手が減るとあなたの市場での価値が上がります。

つまり需要が上がるということです。

実績が伴っていることが前提ですが、転職や社内での給与交渉で優位にたつことができます。

デメリット

①時間がかかる

多能工になるためには時間がかかります。

1つのスキルを習得するのにかかる時間は約1万時間といわれます。
藤原和博 著:100万人に1人の存在になる方法 より)

つまり2つのスキルを習得するには約2万時間を要します。複数のスキルを習得するにはそれだけ時間がかかるということです。

スキルの習得期間を忍耐強く続けられるかが重要となってきます。

②スキル同士のシナジーがないと役に立たない

AスキルとBスキルに全く相関性がないと全く役に立ちません。

例えば「プログラミング」と「料理」。

相関性がなさすぎてビジネスプランが浮かびませんよね。

スキルの掛け合わせは相関性(シナジー)をもつもの同士でなければなりません。

③時間管理ができないと辛い

組織に重宝される多能工ですが時間管理には注意しなければいけません。

2つの工程を兼務するからといって2人区作業が単純に1人区作業に減るわけではありません。

作業に要する時間を統括する人にしっかりと主張しないと勘違いされてしまうので注意が必要です。

多能工をおすすめする理由

近年、終身雇用制度の崩壊が叫ばれています。

一つの会社にしがみつくのではなく、積極的に自分自身でキャリア形成をしていかなくてはなりません。

そのためにも「転職」が重要なキーワードとなります。

転職先を今と同じ業界・職種にするのか、新たなスキルを獲得するために異なる職へ転身するのか、それぞれの価値観にもよりますが、私は新たなスキルを獲得する「多能工」の考え方をおすすめします。

それは希少性こそがあなたの市場価値であると考えるからです。

”あなたにしかできないこと”があれば、必然的にそれを求める人が声をかけます。

逆に言えば、あなたができることが他にも複数人いるのであれば、あなたのほうから「私を選んで」と売り込みにいかなくてはなりません。

あなたはどちらの選択肢をえらびますか?

多能工と単能工の違い

多能工になろう!

当ブログでの「多能工」は広義な意味で用いています。工業系ではなくとも”スキルの掛け合わせ”をしたマルチプレイヤーであれば「多能工」とみなしています。

☞多能工は製造業だけ?多能工の考え方を解説

「終身雇用の崩壊」「小子高齢化」という先行きがみえない世の中ですが、自身の市場価値を高めることで自信をもって歩んでいくことができます。

市場価値を高めるには複数のスキルを磨き、他人や大資本からも真似されないオンリーワンの存在になることが必要です。

多くの人から求められる人材になるには、多能工の考え方はとても重要です。
このブログを通して多能工の考えが広まり認知が広がると嬉しいです。

多能工とは
  • 「トヨタ生産方式」の<ジャスト・イン・タイム(JIT)⇨必要な時に必要なだけ>を実現するために育成された。
  • マルチスキルを持つ個人で、複数の工程を兼務することで効率化を図ることができる存在。
  • 小子高齢化する社会トレンドにマッチした働き方。

☟多能工になるための転職サイトはこちらから!!

建設業界専門の転職エージェント【RSG Construction Agent】